政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
「航君のおかげでいいものが選べました」

「役に立ててよかったよ」

 そう言ってナチュラルに荷物を持ってくれた航君の優しさに胸が高鳴る。

「千波の話を聞いて、俺からも瑠璃ちゃんにプレゼントしたいものができたんだ。……これから瑠璃ちゃんにはたくさんの思い出を作ってほしいと思う。だから写真立てやアルバムなんてどうだろうか?」

「いいと思います! 瑠璃、よく家族で撮った写真をアレンジしてオリジナルのアルバムを作っていたんです。絶対に喜びます」

 なにより航君が瑠璃のことを考えて選んでくれたものだもの、喜ばないわけがない。

 つい興奮して大きな声で言ってしまうと、航君は目を瞬かせた後に初めて声を上げて笑った。

「アハハッ。そっか、千波のお墨付きなら間違いないだろうな」

 笑った顔は幼さを感じて、普段の大人っぽい印象とのギャップにときめく。

「さっきの必死に説明する千波を思い出したら、しばらく笑ってしまいそうだ」

「そ、それは航君が瑠璃のことを考えてくれたのが嬉しくてですね……っ」

 恥ずかしくて捲し立てた私を見て、航君はまた笑う。
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