政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
少しだけ頬を赤らめて話す千波に、聞いているこっちが恥ずかしくなるほど。それはみんな同じなのか、祖父と父はわざとらしく咳払いをした。
「お前たち、千波さんが嘘をついていると言うのか?」
「それは……! 思いませんけど」
祖父の問いに母は言葉を濁して黙り込む。
千波にばかり言わせておけない。今度は俺の番だ。
気まずそうにする両親に自分の気持ちを伝えていく。
「何度言っても信じてもらえなかったけど、千波は俺にとって初恋なんだ。十歳の頃からずっと想ってきた」
「え? 十歳の頃からってどういうことですか?」
驚く千波に苦笑いしながら続ける。
「やっぱり千波は憶えていなかったか。……俺たち幼い頃に一度会っていたんだ。そこで千波は俺に求婚してきたんだぞ?」
「嘘っ」
珍しく千波は大きな声を上げて動揺する。そんな彼女が面白くて笑みが零れた。
「本当だ。俺のことを王子様だって言っていた」
「王子様って……」
信じられないようで千波は大きく目を見開いた。だけど俺は今でもはっきりと覚えているよ。俺が王子様みたいだから結婚したいって言う千波の姿を。
「お前たち、千波さんが嘘をついていると言うのか?」
「それは……! 思いませんけど」
祖父の問いに母は言葉を濁して黙り込む。
千波にばかり言わせておけない。今度は俺の番だ。
気まずそうにする両親に自分の気持ちを伝えていく。
「何度言っても信じてもらえなかったけど、千波は俺にとって初恋なんだ。十歳の頃からずっと想ってきた」
「え? 十歳の頃からってどういうことですか?」
驚く千波に苦笑いしながら続ける。
「やっぱり千波は憶えていなかったか。……俺たち幼い頃に一度会っていたんだ。そこで千波は俺に求婚してきたんだぞ?」
「嘘っ」
珍しく千波は大きな声を上げて動揺する。そんな彼女が面白くて笑みが零れた。
「本当だ。俺のことを王子様だって言っていた」
「王子様って……」
信じられないようで千波は大きく目を見開いた。だけど俺は今でもはっきりと覚えているよ。俺が王子様みたいだから結婚したいって言う千波の姿を。