政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
「とか言って、母さんは孫に会う口実を作れて嬉しいんでしょ?」
「もちろんそれもあるわよ。当たり前でしょ? 初孫ですもの。まだ会ってもいないのに目に入れても痛くない自信があるわ」
からかう佑志君をよそに、堂々と本音を話すお義母さんに私たちはみんなで笑ってしまった。
本当に今が幸せで怖くなるほどだ。あと一ヶ月もしたら瑠璃と伯母が帰ってきて、一年もしないうちに赤ちゃんが生まれる。
あとは父が無事に帰ってきてくれたらいいのに……。
幸せだと感じるたびに、父のことを思う。父は今、どこでなにをしているのだろうか。ただ無事でいてくれたらいい。なにも気にすることなく帰ってきてくれたらいいのに。
航君は引き続き父を探してくれているけど、行方はつかめないままだった。できるなら赤ちゃんが生まれる時にそばにいてほしい。……なんて、そこまでねだったら罰があたる。
とにかくただ元気に生きてさえいてくれればいいと願うばかりだった。
それからも幸せな日々は穏やかに過ぎていった。帰国前に何度か瑠璃と電話で話をした時に妊娠していることを告げると、瑠璃は泣いて喜んでくれた。
「もちろんそれもあるわよ。当たり前でしょ? 初孫ですもの。まだ会ってもいないのに目に入れても痛くない自信があるわ」
からかう佑志君をよそに、堂々と本音を話すお義母さんに私たちはみんなで笑ってしまった。
本当に今が幸せで怖くなるほどだ。あと一ヶ月もしたら瑠璃と伯母が帰ってきて、一年もしないうちに赤ちゃんが生まれる。
あとは父が無事に帰ってきてくれたらいいのに……。
幸せだと感じるたびに、父のことを思う。父は今、どこでなにをしているのだろうか。ただ無事でいてくれたらいい。なにも気にすることなく帰ってきてくれたらいいのに。
航君は引き続き父を探してくれているけど、行方はつかめないままだった。できるなら赤ちゃんが生まれる時にそばにいてほしい。……なんて、そこまでねだったら罰があたる。
とにかくただ元気に生きてさえいてくれればいいと願うばかりだった。
それからも幸せな日々は穏やかに過ぎていった。帰国前に何度か瑠璃と電話で話をした時に妊娠していることを告げると、瑠璃は泣いて喜んでくれた。