政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
「すみません、病院まで送っていただいて」

「とんでもないです。ぜひ送らせてください。」

 謝る伯母に航君はすぐに答えて、伯母に代わって瑠璃の車椅子を押してくれた。その姿に瑠璃も伯母も目がハート状態。

 車の中で瑠璃は航君に質問攻めだった。でも内容は私のどこを好きになったのか、いつから好きになったのか、出会いはいつかなどなど、私に関することばかりで航君は終始困惑しながらも、ひとつひとつに丁寧に答えてくれた。

 それは聞いているこっちが恥ずかしくなる内容も多く、伯母とともに照れくさくなる場面もあったほど。

 だけど航君の答えを聞くたびに瑠璃は嬉しそうに笑うものだから、こっちまで嬉しくなってしまった。

 病院に到着後は、伯母に入院手続きなどをお願いし、私たちは瑠璃に週末には見舞いに来ることを約束して新居の設計をお願いしている建築事務所へと向かった。

 担当の建築家は事細かに私たちの要望を聞いてくれて、できる限り期待に沿えるように尽力すると言ってくれた。

 大まかな構想が固まったら再び打ち合わせすることを決め、事務所を出てから私のお願いを聞いてもらい、近くの商業施設へやって来た。

「見てください、航君。可愛くないですか?」
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