政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
「お姉ちゃん、こっち!」

 先に来ていた瑠璃に呼ばれて席へと向かう。

「ごめんね、待たせて」

「ううん、私も今来たところだから」

 今日はこれから来月完成する新居で使う瑠璃の家具を見に行く予定だ。

 本当は航君も一緒に行きたかったようだけど、どうしても仕事が終わらず、あとから合流することになっている。それまでの間、私と瑠璃はランチをして待つ予定だ。

 それぞれランチセットを注文すると、瑠璃はまじまじと私のお腹を眺める。

「お姉ちゃん、お腹目立ってきたね」

「そうなの、これからもっと大きくなるのが楽しみだよ」

 お医者さんはもう少ししたら胎動を感じられるようになると言っていた。そうなったら、ますます愛おしくてたまらなくなりそう。

「私も楽しみだな、赤ちゃんに会えるの。私がこんなに楽しみなんだもの、お義兄さんや向こうのご両親はもっと楽しみだよね」

「うん、それはもう」

 航君の過保護ぶりは拍車がかかっているし、お義父さんとお義母さんは毎日のようにベビー用品を買っては届けにくる。それは伯父と伯母も同じ。

 心配して頻繁に来てくれるんだけど、そのたびになにかしら子供のおもちゃや服を買ってくるんだもの。
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