政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
 熱い舌が音を立てて舐め、吸ったり甘噛みしたりするたびにとめどなく甘い声が漏れて止まらなくなる。

 どれくらいの時間、そうされていただろうか。十分に湿ったことを確認すると航君は起き上がり、バスローブを脱いだ。

 意識が朦朧とする中、航君は自身のそり立ったものを私の秘部にあてがった。

 敏感にされたおかげで、それだけで快楽にのまれそうになる。

 まるで慣らすように擦りつける航君の息は上がっていて、興奮している様子。その姿は妖艶で、男の人なのに綺麗だと思うほど。

「痛かったらごめん。……でも止められそうにない」

 ゆっくりと私の中に入ってきた航君に、感じたことのない痛みが襲う。痛みだけじゃない、すごい圧迫感に苦しさも感じる。こんなの無理だよ。

ポロッと涙が零れた瞬間、航君の手が優しく頬を撫でた。

「大丈夫か?」

 申し訳ないけどこれ以上は無理。首を横に振るも、航君はさらに奥へと推し進めていく。

「いっ……」

 あまりの痛さに悲鳴を上げたら、航君はギュッと私を抱きしめた。

「つらかったら俺の背中に爪を立ててもいいし、噛んだっていい。お願いだから千波の中に入らせてくれ」

 そう話す航君は苦しそう。
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