挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<マンション・4>

神蔵は動揺を悟られないように、
極めて普通に声をかけた。

「お・・はようございます」
それでも途中で、唾を飲み込んでしまったが。

「うん・・」
瞑王は寝起きが悪いから・・
そのまま浴室に向かった。

後ろは神蔵の期待通りだった。
ベビードールの透ける下、
かわいいお尻が見えた。

ああ、Tバックじゃないか
あれは男をたぶらかす
妖精だ・・・
でも、まったく天然で・・・

神蔵の頭の中では、メロディが
あふれ出ていた。

コンペに出すアニメ主題歌は、
瞑王が浴室から出てくるまでに
完成をしてしまった。

写真集を出す・・
神蔵は確信していた。

角をつけてなくてよかった。
角があったら、
絶対押し倒していた・・・
< 27 / 64 >

この作品をシェア

pagetop