挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<マンション・2>

「鬼ってしつこいのよね。
追いかけるのが好きって
いうか・・」

肉食のレナも体験があるのだろう。目が宙にいっている。

「実は奴も瞑王候補でさぁ・・
スポーツで現世を熱狂させてるし・・」

「はぁ」
サッカーか野球か・・テニスか
ゴルフ・・
プロで、億は稼ぐ奴だろう。

「彼女が失脚すれば、
あいつがすぐに立つでしょう。
意欲も性欲も体力も満々だし」

「でもさ、あいつ頭、悪いんだわ。儀式手順も覚えられないし」

レナちゃんの辛口批評は続いた。

「神蔵様、襲われるかも・・
押し倒されるかも」
レナちゃんは、他人事なので楽し気だ。

「あの、俺、属性・男でしょ。」
神蔵は、確認するように言った。

「何言ってんのよ。
そんなのラブには関係ないって。
レオンちゃん、超かわいいし」

貞操の危機・・
心配事がひとつ増えた。
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