挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)

瞑王のアイドル拒否について

<冥府の王宮・1>
<神蔵と瞑王の出会い>

冥府はややうす暗いが、
宮殿は木造建築で美しい。
湿り気を帯びた空気。

天界のように
石やレンガではなく、木材なので、全体に柔らかい印象を受ける。

色とりどりの南国風の花が飾られ、染めた布がそこかしこに垂れ下がる。
天井が低く、照明はランタンのように、淡く影を落とす。

アジアンテイストのエキゾチックな感じに見えた。
亜熱帯の植物が多く繁り、
時折、蘭の芳香がたなびく。

長い廊下を歩く、神蔵の目を捉えたもの。

宮殿で働く子鬼の女の子だった。
皆かわいらしい。それにセクシーだ。

薄い絹をまとい、皆胸の谷間に
目がいくように、色々な形の
タトゥーが入っている。

足首までのロングタイトスカートはスリットが入っていて、
ふとももまでチラチラ見えてしまう。


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