挑発のライン・アイドル育成計画とは(恋する瞑王シリーズ3)
<冥府の王宮・2>

神蔵の所属する天界の神殿では、
性欲は表現しない。

しかし、今回は冥府・現世に降りるので、
神蔵は鬼の(つの)をレンタル
しておいた。

(つの)を持っているせいか、
女の子たちの動きに、目が奪われてしまう。

「いやぁー、ここは極楽だな」
神蔵は、少しばかり鼻の下を
伸ばしていた。

「神蔵様、ご案内いたします。
私は瞑王様の秘書のレナです」

美人系子鬼が書類を持って、
座っている神蔵の隣に座った。

胸元が開いている。
谷間に影が落ちている。

神蔵の視線が、ロックオンされてしまう・・・が、

「ふふふ・・神蔵様、
冥界は初めてですのね」

秘書は紅い唇を妖艶に、
てんぷらを食べた時のように、
てらてら光らせて微笑んだ。

「は・・はい・・」
神蔵の声がうわずってしまう。

「角はお持ちなのですか?」
美人秘書は余裕で質問してきた。

「ええ、レンタルで・・
先輩から<持って行った方がいいよ>とアドバイスを受けましたから」

レナちゃん・・
スッゲー美人じゃん。
レナが神蔵の隣に、体を摺り寄せるように座った。

これは、
もう現世のキャバクラ状態・・
このキャバ嬢は極上だし・・
< 8 / 64 >

この作品をシェア

pagetop