朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「それより。
私はお相手が知りたいわ〜。」

「……にーちゃん、彼女か?」

「か、彼女じゃ……」

「じゃあ、まだ前段階ってこと?」

「……わ、わからん……」

いや、ここで認めないといけないのだったか⁉︎

それは恥ずかしすぎるし、不自然じゃないか?

いきなり撫子の名前を出しても……

「にーちゃん、どこで知り合ったんだ?」

「真、大学のお友達?」

「……」

「違うんじゃない?
“一番”だし、やみつきニンニクキャベツ食べてるし。
もうちょっと身近な女の子なんじゃないの?」

す、推理探偵か?


ピコン♪


「ん?
あれ……ナコも『ドラゴン姫の涙』観に行ったんだ……」

「え?
ちょっとお姉ちゃん見せて!!」

どうやら撫子から泉にLINEが来たらしい。

「……これか。
なんだ……ナコちゃんだったんだ」

ギクっ

「「え?」」

「同じ日に同じ映画観てるって事は、一緒に行った可能性大って事でしょう?
それに、お姉ちゃんの大学の近くの焼肉屋でしょう?
しかも、お兄ちゃんがまともに喋れる女の子。
考えてみたら、全部当てはまるの、ナコちゃんしかいないわ」
< 134 / 517 >

この作品をシェア

pagetop