愛するあなたへ〜blue roseを私にください
★彼女が俺の世界を見る日★

ある日、母さんから、親父が俺に話があるから実家に来るようにと、電話があった。
まぁ、春花と一緒になるには避けて通れないし、母さんにも会わせたいし、丁度良かった。

実家に行って、母さんと春花が顔を合わせた時、この間、俺に会いに来た時に話していた親切な女性が、春花だと聞いて、俺はやっぱり春花は運命の人で、知らない人に親切なところも、俺が愛した人に間違いはなかったと実感した。

久々に会っても、相変わらず親父の考えた方は受け入れられない。
売られたケンカをつい買ってしまい、春花まで巻き込んでしまった。
でも、狼狽える春花には悪いけど、何故かわくわくしていた。

佐野さんの協力もあって、文句なしの内容の提案書が出来た。

ただ、初めてで全くの無縁だと思っていたことに戸惑いがある春花には、ちょっと酷だったかもしれない。
手本をみたいと言ったけど、慣れた人のを見ると、かえってプレッシャーを感じるだろう。

春花は俺の呼ぶ声にも気づかないくらい、緊張している。
可愛そうに思う気持ちと、それでも一生懸命な春花がとても愛おしかった。
きっと春花なら大丈夫。
それに、これで翔羽の名前に傷が付くようなことになって、取引先や従業員が離れたとしても、また一から作り上げていく。
何があっても、俺は絶対に春花を守る。
2人一緒なら、何でも乗り越える自信があった。
< 104 / 110 >

この作品をシェア

pagetop