天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
「うちの病院ではもうみんな茉莉花ちゃんのことを氷室先生の嫁って認識してるからね。なにも心配せず、先生に愛されなさい」
先生が私を慰めるがその発言にギョッとせずにはいられない。
「嫁って……気が早すぎます」
「僕は時間の問題だと思うよ」
ハハッと笑ってこの場を去っていく長野先生の後ろ姿を見てポツリと呟く。
「嫁……か。本当にそうなれたら幸せだろうな」
少し前まで結婚なんて絶対にできないと思っていたのに、今は樹との未来を夢見るようになった。
本当、今が幸せすぎて怖い。
セレブな生活とか望まない。
でも、樹とこの先もずっと一緒にいたい。
そう思った。

次の日の朝は自分の部屋を出て鍵を閉めたところで小鳥遊先生と香織さんに会った。
「茉莉花ちゃん、おはよう」
香織さんが穏やかに挨拶すれば、隣にいる小鳥遊先生はいつものようにクールに言う。
昨日は樹が当直だったので香織さんと小鳥遊先生と一緒に帰った。
このふたりも学会の後に付き合い出して、ラブラブ状態。
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