御曹司にビジネス婚を提案されたけどもしかしてこれは溺愛婚ですか?

恋の都・パリ

体の倦怠感と頭痛のダブルパンチを受けつつも満ち足りた気持ちで目覚めた。

理由は簡単。とても素敵な夢を見たからだ。

食事を終えた私はホテルに戻り、彼と一緒に部屋に入るとルームサービスが用意されていた。

シャンパン、ワイン、フレッシュフルーツ、チョコレート、チーズが可愛い猫足の仄かな桜色のテーブルに飾られていた。
テレビをつけて彼に通訳してもらいながら二人でシャンパンやワインを飲み、その日が終るのを待っていた。

私は、体を揺らすほどに酔い、隣に座る彼に何度も当たり、その度に彼の素敵な顔がこちらを向く。

本当にイケメンだと思っていると手が勝手に彼の頬に伸びていた。

今日くらいは許してくれるかなと思い、彼の艶やかな肌に触れ、笑顔でいると彼の顔が近づき、私の唇を奪う。

そのまま甘く大人なキスを味わうとソファーに押し倒されて、彼の唇が首を伝い、鎖骨に移動する。

彼の手が私の背中に回されると少し抱え上げられ、ドレスのファスナーがゆっくりと降ろされていく。

ファスナーが開く振動さえも私の体を刺激して、彼とのキスをより深いものへと変えていく。

肩紐が降ろされ、胸の膨らみに優しく触れる彼の指に反応し、息を荒らげていく。

彼が私を抱き上げ、寝室に移動して、ベッドの上で再び濃厚なキスをする。
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