御曹司にビジネス婚を提案されたけどもしかしてこれは溺愛婚ですか?

子作り始めます

流されてしまった。色んな意味で流されてしまった。

こんなんでいいのか? 玲音と家庭を築いてしまっても良いのだろうか。

そんな不安を持ちつつも、柔らかな寝顔を見せる玲音の顔に全てどうでも良くなっていくような感覚に襲われる。

いや、どうでも良くなってはいけない。この状況を私は転機としようじゃないか。

私のことを好きになってもらおうなんて思わない。

ただ、できるかもしれない子供には幸せになって欲しい。

どんな理由で生まれたにしても私達のビジネスに巻き込んではいけない。

彼には子供を愛してもらいたい。

営業スマイルではない笑顔でキャッチボールをして、子供には最高の笑顔を見せて欲しい。

彼は何度か私で笑っている。

絶対に私に見せてはくれないがきっと営業スマイル以外の笑顔を持っている。

彼の表情筋を鍛えてやろうじゃないか。
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