S系敏腕弁護士は、偽装妻と熱情を交わし合う
「菜乃、おはよう」
「おはよう。ね、朋くん、この部屋ってスイートだったの?」
「今さらか」
やはりそうだった。
「昨夜は気づいたらベッドの上だったし、見てる余裕もなかったんだもん」
「まぁそうだよな。ってか、その格好どうした」
朋久はニコニコしながら菜乃花の前に歩み寄った。
「昨日の服は脱ぎ散らかしちゃったから」
「この下は素肌?」
「きゃっ」
朋久が胸元あたりの毛布を引っ張って覗き込んだため、急いで前を掻き合わせる。
「〝きゃっ〟ってなんだよ。菜乃の全部、昨夜見せてもらったけど?」
目を細めて不敵な笑みを浮かべる。