みうとうみ ~運命の出会いは突然に~
「大洋は強いね」
「うーん、そんなことないけど。精神的に参っちゃわないように…防衛本能が働いたの……かも」
大洋の声がだんだん重たくなってきた。
「なんか……眠たくなってきた……。妹が死んでから、酒飲まないと眠たくならなかったのに……美羽さん……がいてくれると……」
声は寝息に変わった。
わたしのほうは逆に、どんどん目が冴えてきた。
大洋の話が頭のなかをぐるぐる駆け巡っている。
はじめて会ったときから感じていた、人をまるごと包み込んでくれるような大洋の心の温かさ。
わたしはそれに、後戻りできないほど惹かれた。
けれど、その温かさは、彼の年齢では経験しないような、過酷な運命に翻弄されて身につけたものだと思うと胸が切ない。
「うーん、そんなことないけど。精神的に参っちゃわないように…防衛本能が働いたの……かも」
大洋の声がだんだん重たくなってきた。
「なんか……眠たくなってきた……。妹が死んでから、酒飲まないと眠たくならなかったのに……美羽さん……がいてくれると……」
声は寝息に変わった。
わたしのほうは逆に、どんどん目が冴えてきた。
大洋の話が頭のなかをぐるぐる駆け巡っている。
はじめて会ったときから感じていた、人をまるごと包み込んでくれるような大洋の心の温かさ。
わたしはそれに、後戻りできないほど惹かれた。
けれど、その温かさは、彼の年齢では経験しないような、過酷な運命に翻弄されて身につけたものだと思うと胸が切ない。