みうとうみ ~運命の出会いは突然に~
――運命なのかな。おれたちが出会ったのは。
大洋の声が、今、耳元でささやかれているんじゃないかと思うほど、鮮やかによみがえる。
彼を起こさないように、わたしはそっと寝返りを打ち、その安らかな寝顔を見つめた。
これが、たとえ運命の出会いじゃなかったとしても、わたしが運命にしてみせる。
大洋が苦しんだ今までの不幸を帳消しにするほど、ふたりで幸せになる。
その想いがずっと、心のなかで響きつづけていた。