一人より、二人?

 『させと、診察しましょうか?』と、これまた笑顔で、でも何だか目が怖い。


 私の気のせいかもしれないけど。


 抵抗することも忘れ、されるがまま。


 でた、診断が喘息だった。

 喘息と言われてもピンとこない、喘息の病気がどういうものなのか?私は全く分からず、頭の中では軽る〜く、う〜ん喘息なんだとそれくらいの感じだった。




 先生の顔がみるみるうちに怖くなっていき、真剣に聞いていない私を睨んでいて。


 2週間後もう一度診察に来るように、低い声で言われてしまったので、私はその場で頷くしか出来なかった。


 温子さんはイケメン先生に会えたことで、風邪を引いて良かったなんて言っている、旦那さんはいいのか。


 私はそんなことより、イケメンだろうが、医者だろうが、逃げるが勝ち!



 2週間後のことなんて頭の中から抹消しちゃった。



 あ〜、もう一度イケメン先生に会いたいわぁ~~なんて言っている。


 もう、その話題はヤメテー!



 私は忘れたい、抹消したいの!

 




 
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