意地っ張りな恋の話
「もういいや、分かったよバカ。
とりあえず今日の講義終わったら図書館ついて来いバカ。」
「は?いや今日バイトだから無理ー…ってかバカバカ言うな」
人が黙ってるのをいいことに、バカバカ言いやがって。
本当口が悪いったら。
「絵菜と行ってきてよ、あたし今日はパス〜」
「はあ?じゃあ明日は」
「明日もバイト〜明後日もバイト〜」
「…お前それ嘘じゃ無いだろうな」
ほんとのことだもん。
今週1週間は土日以外全部バイトだ。
「…バイト、そんな楽しいのか?」
机に頬杖ついたあたしと向かい合うように座った佐倉は、探るような顔つきで言った。
綺麗な焦げ茶色に染まった髪の毛がぱさりと目にかかって鬱陶しそうだ。
「髪、うざくない?伸びたね」
「いや、話聞けよ…」
あたしも早く髪伸びないかなあ。