【書籍化】利害一致婚のはずですが、ホテル王の一途な溺愛に蕩かされています
そのとき。ポーッとしている私の前に、数名の女性がきゃあきゃあ言いながら間に体を滑らせ会話に加わってきた。
その瞬間、ハッと我に返る。
そっか、こんな素敵な男性ほおっておく人はいないよね。
もう少し話しをしたい気もしたけれど。私は赤く染まった顔を隠すように頭を下げて、咄嗟にその場をあとにする。
彼がこちらを見ていたことも知らずに。
✳✳✳
――約三十分後。
ラウンジを出てすぐ、中庭に隣接するようにして広がるリゾートプール。
誰もいないプールサイドの先に伸びるデッキの隅っこに腰を下ろした私は、ライトアップされた揺らめく水面をそっと眺めていた。
無人のプールサイドは、まるでパーティー会場とは別世界。
――結局。あれから会場の熱気に圧倒されて、三十分もしないうちにコソコソ出てきちゃった。せっかくみゆきと陵介くんが連れてきてくれたのに。
はぁ……
と特大の深いため息をこぼしながら、膝を抱え直す。
どうにかここで探さないと、帰国後お母さんにロックオンされるのはわかってるのに、なんでうまくやりすごせないんだろう。
こんなところで探そうなんていうのが甘い考えなのかなぁ。
その瞬間、ハッと我に返る。
そっか、こんな素敵な男性ほおっておく人はいないよね。
もう少し話しをしたい気もしたけれど。私は赤く染まった顔を隠すように頭を下げて、咄嗟にその場をあとにする。
彼がこちらを見ていたことも知らずに。
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――約三十分後。
ラウンジを出てすぐ、中庭に隣接するようにして広がるリゾートプール。
誰もいないプールサイドの先に伸びるデッキの隅っこに腰を下ろした私は、ライトアップされた揺らめく水面をそっと眺めていた。
無人のプールサイドは、まるでパーティー会場とは別世界。
――結局。あれから会場の熱気に圧倒されて、三十分もしないうちにコソコソ出てきちゃった。せっかくみゆきと陵介くんが連れてきてくれたのに。
はぁ……
と特大の深いため息をこぼしながら、膝を抱え直す。
どうにかここで探さないと、帰国後お母さんにロックオンされるのはわかってるのに、なんでうまくやりすごせないんだろう。
こんなところで探そうなんていうのが甘い考えなのかなぁ。