わけあってイケメン好きをやめました
「うーん……今度会えたときに言う」
こんなふうにはぐらかして相手の顔色を伺う自分がずるくて嫌になる。
なんでも素直に言う女のほうがかわいいに決まっているのに。
三十代で年上、かわいげまでないとなると、私の取り柄はなんなのだろう?
『じゃあ、会えるようにスケジュール調整しましょう』
「そうだね」
『俺、美和さんに話があるんですよ』
彼の真剣な表情を見て、ドキンと大きく心臓が鼓動した。
動揺したのを悟られないように、咄嗟に顔に笑みを貼り付ける。
「話って?」
『俺も会ってから話します』
ああ、ついにこのときが来たのか。
いつか宣告される予感はしていた。だけど思っていたよりもずいぶん早い。
『明日、会えそうな日をピックアップして知らせますね』
「……うん」
『早く話したいんで』
お互いにお風呂に入って寝る準備をしなきゃいけないので、「また明日ね」と短く電話を切った。
真っ暗な画面のスマホを握りしめたまま肩を落とす。
しばらく経ってからじわじわと悲しみが込み上げてきて、目に涙が溜まってきた。
こんなふうにはぐらかして相手の顔色を伺う自分がずるくて嫌になる。
なんでも素直に言う女のほうがかわいいに決まっているのに。
三十代で年上、かわいげまでないとなると、私の取り柄はなんなのだろう?
『じゃあ、会えるようにスケジュール調整しましょう』
「そうだね」
『俺、美和さんに話があるんですよ』
彼の真剣な表情を見て、ドキンと大きく心臓が鼓動した。
動揺したのを悟られないように、咄嗟に顔に笑みを貼り付ける。
「話って?」
『俺も会ってから話します』
ああ、ついにこのときが来たのか。
いつか宣告される予感はしていた。だけど思っていたよりもずいぶん早い。
『明日、会えそうな日をピックアップして知らせますね』
「……うん」
『早く話したいんで』
お互いにお風呂に入って寝る準備をしなきゃいけないので、「また明日ね」と短く電話を切った。
真っ暗な画面のスマホを握りしめたまま肩を落とす。
しばらく経ってからじわじわと悲しみが込み上げてきて、目に涙が溜まってきた。