アクセサリーは 要りません
「美味そう、魚、どうしよ?」

「あ、この蓋使う?」

「そうだね、半分ずつしよっか。
惠美里のも貸して?」

「ありがとう」

「さて、美味そうだな、頂こっか?
いただきます」

「いただきます」

「うまっ」

「良かった」

さっきまでの甘い雰囲気はもうないけれど、話は尽きないし楽しい時間だ。食後にちょうど良いぐらいに解けたコンビニのマンゴーと、惠美里が持ってきてくれたホットコーヒーも美味かった。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。そうだ、3枚目の写真撮るか?

「惠美里、写真撮ろ?」

「うん」
 
撮り終えたら帰らなきゃだな。惠美里をそっと後ろから抱きしめた。
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