アクセサリーは 要りません
この辺で抑えておかないと引き返せなくなる。押さえてた手をはずし、頭を撫でた。目を開けて俺と視線があった惠美里はちょっと恥ずかしそうにして、嬉しそうに笑った。少し未だ腫れている目に順番にキスをして、抱きしめた。

『あれ?靴は』

しばらくして惠美里がそう言って起き上がった。俺も起き上がって、バックドアのオープンボタンを押したらロックが解除されドアが上がっていった。

「二足並んでお利口に待ってたね」

「いつも思うのだけれど、
惠美里は面白い発想だね。
さて、履いてソファ取りに行くか?

あ、そうだ、
これだけのスペースあったら
自転車2台乗せれるって
言っていたのも大丈夫だろ?」

「ホントだね、私も買う車
これにしようかな?

運転の目線が高いのって
運転しやすいよね?」
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