アクセサリーは 要りません
緊急事態宣言だったから、必要な買い物を午前中にして帰ってきて、昼飯食って、仕事するか、本を読むとか映画映して観るかする時もあるし、気が付いたらずっと喋っている時もある。1人がソファで昼寝している時もあるし、2人でカレーをスパイスから作ったり、惠美里が小麦と遊んでいるのを見て俺がちょっかい出したり。まったりのんびりの時間を共有していたんだと、思い返してみて驚いた。今まで、目的がなく待ち合わせなど付き合ってる彼女としたことはなかった。緊急事態宣言解除で俺ら何か変わるのか?変わんないな、多分。

今日は2人とも大量の仕事をこなさないといけなかった。なので、農協で野菜を買った後、その前にあるカフェでランチBoxをテイクアウトして、ケーキ屋経由で戻ってきた。惠美里をマンションに降ろして、俺の部屋に買った野菜を置いて、仕事道具を持って、今度は徒歩で惠美里の部屋へ向かった。その間に惠美里は味噌汁を作っていてくれた。
< 240 / 347 >

この作品をシェア

pagetop