アクセサリーは 要りません

俺はしっかり抱きしめ、惠美里の口を塞いでいる手を俺の首にまわさせ、乱れた髪を撫でて直して、おでこに瞼にほっぺに、そして唇にキスをして抱きしめた。

「惠美里、俺も水飲みたい」

「え？私全部飲んじゃった？」

「違う、これ飲ませて？口移しで」

惠美里にペットボトルを渡した。少し考えてから、ちらっと俺を見て蓋を開け、一口含み、俺の目を見て、、、飲みこんだ。

「あ、緊張したら飲んじゃった」

「あっはっはっは、

惠美里ちゃん、
俺にもちょうだい？」

もう一度惠美里は、蓋を開け、水を含み、蓋を閉め、ソファに膝立ちになり、俺の頭を抱きしめた後に、頬に手を添えて上から俺の口に水を注ぎ込んだ。俺は膝立ちしている惠美里の腰を抱き締め、惠美里の胸に顔を埋めた。暫くは固まっていた惠美里だったが、俺の頭を腕で包み込み抱きしめ撫でてくれた。

愛しくて、大事で、こんな癒しをくれる惠美里にもう隠し事はしたくない。話そう。