アクセサリーは 要りません
それは、分かるでしょ?こうなるって。俺は惠美里の目を見ながら頭をひと撫でしてから、後頭部を支えて、俺の口の中の水を惠美里の口の中へ注ぎ込んだ。

惠美里も驚いて目を見開いたまま、俺も目を逸らせずで、目線は合わせたまま。

「もう少し飲む?」

惠美里は目を反らさず、俺を見つめたまま頷いた。俺はもう一度ペットボトルを開けて、水を含み惠美里の唇から溢れないよう注ぎ込み、口の中を堪能した。

「いぶくぃい くふぅん」

フラフラになった惠美里はコテンと俺の肩に頭を預けた。俺の口の近くに、無防備に自分の耳を放置してる。なら美味しく頂きます。パクっと耳にうなじに、首筋にキスをした。

「んぅう ふぁ ひゃ」

惠美里は自分の口を押さえ、声が出ないようにしながら、俺から離れようと腰を浮かせた。逃してあげれないよ、惠美里。
< 282 / 347 >

この作品をシェア

pagetop