アクセサリーは 要りません
教頭先生が、再びパソコンを操作し話始めた。

「では、次にそれぞれの先生の
担当学年を発表します」

と、1年生から順に発表が始まった。たぶん、この次が私たちの挨拶だ。最初が肝心、がんばれ私。昨日迷って最後に決めた1案で良いよね。2案も捨てがたいけれど、最初から喧嘩調子でなくても良いよね。うん。

「宇部先生」

中3担当だけれど、まだ私の身長より高い子は少ないはず。そんなになめられることもないだろう。

「宇部先生」

緊張してきたし。変な汗が背中を流れていったし。。。

「宇部先生」
「はっはっはい?私?」

隣に座っていた山口先生が話しかけてきていた。

「大丈夫ですか?
あはっはっ
今、百面相してましたよ?

たぶん次、俺達ですよね。
長く喋るの苦手なので、
たぶん俺短いです。
だからすぐ
宇部先生にまわってきますよ」

「そうなのですね。
私も長くは喋れないと思います」
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