アクセサリーは 要りません
東京ベースとなった伊吹くんとは予想以上のすれ違いの生活で、話し合って私も東京で生活することにした。次の教師生活は未定だけれど、私も今年度で至誠学院を卒業する。

体育館の外で生徒に囲まれて写真撮影しているときに、伊吹くんは東京から到着したみたい。電話はほぼ毎日しているけれど、1ヶ月ぶりに顔を合わせた。生徒たちと大撮影会となって記念になる写真がいっぱい撮れた。

「惠美里、袴も似合ってる。
今日その姿で帰ってくるんだろ?
脱がすの楽しみ〜
あまり泣くなよ、
体力は夜まで温存してろよ?」
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