異国の地での濃密一夜。〜スパダリホテル王は身籠り妻への溺愛が止まらない〜
「ならいいんだが。ホテルはどこに泊まるんだい?」


「ブラックグローリーホテルです」


「そうか、なら一緒に行こう。送るよ」


 彼は私の腰から手を離さずに左手を上げタクシーを止める。


「いやっ、そんな大丈夫です。一人で帰れますからっ」


「でも現金を取られたんだろう? 俺もグローリーホテルだから一緒に帰ろう。遠慮はいらないよ。俺が君とまだ一緒に居たいだけだから」


 カーッと身体中の血液が湧き上がる。熱い。なんてスマートな物腰なんだろう。やっぱり女性の扱いにもきっと慣れているんだろうな……
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