クールな社長は政略結婚したウブな妻を包容愛で満たす


「おい、柊哉。何ボケっとしてるんだ。」
「ああ…。すまない。流石に時差ボケかな。」

「悪い事は言わん。一度、家に帰れ。」
「そうだな、久しぶりに松濤の家に帰ってみるか…。」

「もう、社長室に泊まり込むのはやめとけよ。奥さんに逃げられるぞ。」
「ハハッ、経験者は語るなあ。」

「悪かったな、バツイチで。ほら、とっとと帰れ!」

司に追い立てられるように部屋を出たが、柊哉はまだ迷っていた。
もう夜中に近い。こんな時間に帰って、和優に迷惑ではないか。

「迷惑か…。それこそ、俺と結婚した事が大迷惑かもな…。」


家に帰って、寝るだけだ。明日はまた早朝から仕事に出よう。
柊哉はそう決めて、深夜タクシーを呼んだ。



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