That's because I love you.
「…大好きな明広さんに優しくしてもらえて…私明広さんと一緒の時はいつも、今までに経験したこともない、嬉しくて幸せな気持ちでした。…この大学に入ってよかった。明広さんと再会できて、付き合えて…好きって言ってもらえて…。私ほんとに、ほんとに幸せです。明広さん、ありがとう…っ。」
「………っ…。」

まりあが涙を浮かべながらも眩しい笑顔で言った言葉に、明広の胸は撃ち抜かれる。
まりあへの恋心と幸福感が爆発的に募り、気付いたら彼女の小さな唇に口付けていた。

「…それ全部、僕の台詞なんだけど。」

唇を少しだけ離して呟いた明広の瞳が一瞬潤んで揺らめいたのを、まりあは見た。
すぐに彼にソファーに押し倒され、また何度も唇を重ねられる。

「…まりあ。…死ぬ程好き。」
「……っ…。…ん…、…んぅ…っ。」

キスの合間に囁かれる彼からの愛の言葉に、まりあの胸はこれ以上ない程にときめいてしまう。
この時のキスはいつもの優しいものではなく、余裕なく貪る様な、激しいキスだった。
それが、まりあは何故だかとても嬉しかった。

(……明広さん…。…本当に私のこと…好きになってくれたんだ…。)

熱い涙が目に滲む中、舌が濃厚に絡み合う。
片手を繋ぎ合い、彼のもう片方の手で髪や頬を撫でられながら、今までで一番長く深いキスをした。

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