That's because I love you.
「…明広さん、今日は疲れてるのに部屋に来てくれて、本当にありがとう…。誕生日に会えて、嬉しかったです…っ。」
「…うん。でも何で僕に今日誕生日だってこと、言わなかったの?」
「……、あの…。明広さんに気を遣わせたくなくて…。…だって明広さんは、私のこと…。」
「…………。」
まりあが全て言わなくても、明広は彼女の思惑にすぐ察しがついた。
(…自分を好きでもない彼氏に、"誕生日を祝って"とは言えなかったのか…。)
今日に限らずまりあは普段からいつも、自分に対し何処か遠慮がちだったのだ。
うつむいてしまうまりあに、明広の胸は締め付けられて苦しくなる。
まりあはすぐにぱっと顔を上げ、力ない笑顔を作った。
「…でも言わなかったせいで、余計に迷惑掛けちゃいました…っ。バイト帰りで疲れてるのに私の相手なんか…っ。」
「…迷惑なんて掛かってない。それなりに疲れてたけど、まりあの料理食べたら回復したし。…まりあの誕生日にケーキ渡せて、よかったよ。」
「…明広さん…。」
「…それに、下心もあったから。…まりあとしたかった。だからまりあが気にすることは何も無いよ。」
「……、ふぇ…?」
少し戸惑うまりあの後頭部に片手を回し引き寄せ、唇を重ねる。
ーーー正確に言えば、まりあとしたくてここに来たのではない。
純粋にまりあの誕生日を祝いたくて来たのに、先程のまりあのいじらしい言葉を聞き落ち込んだ姿を見た途端、何故か急に彼女が欲しくて堪らなくなってしまったのだ。
「…うん。でも何で僕に今日誕生日だってこと、言わなかったの?」
「……、あの…。明広さんに気を遣わせたくなくて…。…だって明広さんは、私のこと…。」
「…………。」
まりあが全て言わなくても、明広は彼女の思惑にすぐ察しがついた。
(…自分を好きでもない彼氏に、"誕生日を祝って"とは言えなかったのか…。)
今日に限らずまりあは普段からいつも、自分に対し何処か遠慮がちだったのだ。
うつむいてしまうまりあに、明広の胸は締め付けられて苦しくなる。
まりあはすぐにぱっと顔を上げ、力ない笑顔を作った。
「…でも言わなかったせいで、余計に迷惑掛けちゃいました…っ。バイト帰りで疲れてるのに私の相手なんか…っ。」
「…迷惑なんて掛かってない。それなりに疲れてたけど、まりあの料理食べたら回復したし。…まりあの誕生日にケーキ渡せて、よかったよ。」
「…明広さん…。」
「…それに、下心もあったから。…まりあとしたかった。だからまりあが気にすることは何も無いよ。」
「……、ふぇ…?」
少し戸惑うまりあの後頭部に片手を回し引き寄せ、唇を重ねる。
ーーー正確に言えば、まりあとしたくてここに来たのではない。
純粋にまりあの誕生日を祝いたくて来たのに、先程のまりあのいじらしい言葉を聞き落ち込んだ姿を見た途端、何故か急に彼女が欲しくて堪らなくなってしまったのだ。