今日から騎士団長の愛娘!?~虐げられていた悪役幼女ですが、最強パパはわたしにメロメロです~
「ありますとも。可愛い娘にされるそれは、特別なんですよ。ねぇ、ジェームズ?」
「はははっ、たしかにそうですね。私の娘はとうに成人して自分の家庭を築いておりますが、やはり特別な存在ですね。さすがに、今はもう我儘やおねだりをされることはありませんが、それでも頼られれば嬉しいです。アルベルト様もきっと、思いは同じでしょう」
 クレアに水を向けられたジェームズは、柔和に頷いて答えてくれた。
「そっかぁ。でもね、パパって私がして欲しいことや欲しい物、先回りで全部全部叶えてくれちゃうの。だから、パパに我儘やおねだりって、あんまりする隙がないんだ。もしかしてパパって、本当は先読みの魔力でも持ってるのかな?」
「まぁ、ふふふっ。だとしたらそれは、リリーお嬢様限定の先読みの魔力ですわね」
 私が首を捻りながら口にすれば、クレアは朗らかな笑い声をあげた。
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