ままになったら極上御曹司に捕まりました?!
その次は、仮眠室兼休養室。宮代コーポレーションは従業員が多いため、何かあった時の場合は必要不可欠だ。

普段はあまり使われていないとは思うけれどけれど、使用する時もあるから、整理はしておく。

そういえば最近枕カバー、洗濯してなかったな。

業者に頼む量でもないし…うちに持って帰れば良いか。

今までもよほどの量がない限りは、私が持ち帰って洗濯していた。

カバンの中に枕カバーを閉まって、帰路に着く。

家は会社から1駅のところに引っ越したから、通勤も楽で良い。

ちょうどやってきた電車に乗りこみ、ようやく一息着く。

自分で仕事を増やしてるような気はするけど、その分、大きな仕事もやらせてもらえるようになったし、こういう仕事は嫌いじゃないから一石二鳥ね。

『次は▲▲駅です』

アナウンスの声でハッとし、電車を降りる。

駅から五分くらいのところにあるアパートは、少し古いけれど値段も低めだし、それくらいは我慢出来る。


家に帰ってからは、残った家事をしてそのまま一日が終わる。

なんだかこのまま毎日があっという間に過ぎて行くような気がするなぁ。

そんなことを思いながら、ベッドの中で目を閉じた。
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