ままになったら極上御曹司に捕まりました?!
「特に変更は無いから、打ち合わせ通りでお願い」
「了解。何かわからないことあったら確認お願い」
話していると、ボーイの子が部屋に入ってくる。
「お話中すみません、風見さん今日スタッフが…」
内容はあまり聞こえなかったが、何か緊急事態のようだった。
「風見くん、何かあった?」
「ボーイの子が何人か来れなくなっちゃったぽくて。ちょっと今確認してくるわ」
急いで部屋から出ていく風見くん。
大事にならなければいいんだけど。
五分くらいして、風見くんが帰ってきた。
「花宮、ごめんなお待たせ」
「どうだった?」
「ダメっぽい、ボーイ3人が食あたりなっちゃったって」
「みんなでどこか食べにいってたのかな」
「そうらしい。牡蠣食べたんだって。とりあえず、今日シフト入ってない人に確認してくる」
「大変そうだね…。あ、私入るよ。どうせ友達も今日来てないし」
「いやいや、花宮はお客様なんだからそんなことしなくていいって」
「いいのよ、こういう仕事は旅館で鍛えてきたから。困った時はお互い様で」
「ほんとにいいのか?せっかくの休日なのに」
「いいのよ、こういう服もあんまり好きじゃないもの」
「悪いな、せっかくのパーティーなのに」
「とりあえず簡単に説明だけお願い。大体は分かってるけど、確認するわ」
正直パーティーには乗り気でなかったから、動き回れる方が私に合っている。