イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。
「だめですよ!そんな、わたしなんかのメッセージの返信のために先生に怒られちゃうなんて……」
「は?わたし“なんか”?なんかじゃねぇよ。優乃から来たメッセージだぞ?」
「べつにそんな特別なものじゃないですから」
「特別だろ」
なに言ってんだ。
特別に決まってんだろ。
優乃から来ないかなって思った瞬間に来たメッセージだし。
特別以外の何物でもないだろ。
「特別じゃないですよ」
「おい……」
「また送ります。これからもたくさん送りますので。ね?1回限りじゃないので特別じゃないですよ」
「え……?」
「日常ですから。わたしはそんなすごい人じゃないですよ」
日常?
こんなのが日常にあっていいのか?
少なくとも、おれの日常とはかけ離れている。
こんな日常はなかった。
天使のようなかわいい女は、いままでおれの周りにいなかったから。