俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
「理樹さんはなんでお父様の会社を継がなかったんですか」

「親の力は借りたくなかったんだ、男として自分の力で会社を経営したかったんだ」

「素敵ですわ」

やべ、愛理お嬢さんの目がキラキラ輝いてる。

惚れさせてどうするんだよ。

「理樹さん、今日はお食事はどこへ連れて行ってくださるのかしら」

「ああ、フレンチレストランを予約しておいた」

「なんてスマートな振る舞いなんでしょう、何が好きとか、どこ行きたいって、優しい感じですけど、それから予約じゃ間に合わないでしょう、わたくしはグイグイ引っ張ってくださる殿方が好きなんです、理樹さんは最高ですわ」

ああ、またしても大失態を犯した。

俺は面倒だから、さっさと決めたいし、逆に好みも聞かないで予約してと嫌われるパターンを狙ったのに、まさかの愛理お嬢さんの好みだったとは……

この日は失敗続きになった.。

でもこれで終わりだ、そう思ったのは俺だけだった。

俺は愛理お嬢さんをうちまで送り届けた。

「おお、付き合うことになったのか」

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