学園怪談
……次の日。
「めぐみ~。あれ? めぐみは?」
サヤは1時間目の休み時間を利用して、めぐみの教室へと遊びに来た。
「ん? めぐみなら今日は来てないみたいよ」
サヤもよく知っているクラスの女子が応えた。
「あ、そうなんだ。どうしたんだろう」
「さあ、風邪か何かじゃない?」
サヤは仕方なく立ち去ると、こっそり持って来ていた携帯からメールを送ってみた。
『どうしたの? 風邪ひいた? 返事待ってま~す』
しかし、そのメールに返信が来ないまま給食時間になった。担任の先生が教室に入ってくると、なぜかサヤ一人が職員室に呼び出された。
「先生、どうしたんですか? 私に何か用でもあるんですか?」
「いいから、とにかく来なさい」
サヤは毎日持って来ている携帯の事がバレたのかと思い、少しバツが悪そうに職員室へと入った。
「連れて来ました」
職員室から続いている進路指導室に入ると、学園では見かけたことのない男の人が二人、イスに座ったままこちらを見た。
「始めまして。あなたが神野サヤさんですね?」
私が無言で先生を見ると、先生は慌てたように言った。
「この方たちは警察の方だ。正直に訊かれたことについて答えなさい」
……警察?
普通の学生生活を送っていれば、全くもって係わり合いのない世界の人たちだ。サヤにとっても昔一度だけ自転車の二人乗りを注意されたことがあるくらいだ。
「昨日の下校時間に校舎を出た時、松伏めぐみさんと一緒だったというのは本当かな?」
……この警察の人たちの質問の真意がサヤには分からなかった。ただ、自分の友人の名前が話に出てきたことが意外だった。
「え? あ、ええ。そ、そうですけど……」
「それで、彼女はその後、真っ直ぐ家に帰るって言ってたかな?」
「例えば、よく放課後寄り道をしたりする場所があったりとか……?」
矢継ぎ早に質問が飛び交い、サヤは答えに窮してしまう。
「え、あ、その。めぐみとは小学校からのつきあいで、とってもいい子で、あ、あの……」
何を言っているのか自分でもよくわからなかったが、落ち着こうと深呼吸をしてから、言い直した。
「彼女は下校途中で寄り道をするような子じゃありません。帰り道は途中まで一緒なんですけど、私が寄り道……」
「めぐみ~。あれ? めぐみは?」
サヤは1時間目の休み時間を利用して、めぐみの教室へと遊びに来た。
「ん? めぐみなら今日は来てないみたいよ」
サヤもよく知っているクラスの女子が応えた。
「あ、そうなんだ。どうしたんだろう」
「さあ、風邪か何かじゃない?」
サヤは仕方なく立ち去ると、こっそり持って来ていた携帯からメールを送ってみた。
『どうしたの? 風邪ひいた? 返事待ってま~す』
しかし、そのメールに返信が来ないまま給食時間になった。担任の先生が教室に入ってくると、なぜかサヤ一人が職員室に呼び出された。
「先生、どうしたんですか? 私に何か用でもあるんですか?」
「いいから、とにかく来なさい」
サヤは毎日持って来ている携帯の事がバレたのかと思い、少しバツが悪そうに職員室へと入った。
「連れて来ました」
職員室から続いている進路指導室に入ると、学園では見かけたことのない男の人が二人、イスに座ったままこちらを見た。
「始めまして。あなたが神野サヤさんですね?」
私が無言で先生を見ると、先生は慌てたように言った。
「この方たちは警察の方だ。正直に訊かれたことについて答えなさい」
……警察?
普通の学生生活を送っていれば、全くもって係わり合いのない世界の人たちだ。サヤにとっても昔一度だけ自転車の二人乗りを注意されたことがあるくらいだ。
「昨日の下校時間に校舎を出た時、松伏めぐみさんと一緒だったというのは本当かな?」
……この警察の人たちの質問の真意がサヤには分からなかった。ただ、自分の友人の名前が話に出てきたことが意外だった。
「え? あ、ええ。そ、そうですけど……」
「それで、彼女はその後、真っ直ぐ家に帰るって言ってたかな?」
「例えば、よく放課後寄り道をしたりする場所があったりとか……?」
矢継ぎ早に質問が飛び交い、サヤは答えに窮してしまう。
「え、あ、その。めぐみとは小学校からのつきあいで、とってもいい子で、あ、あの……」
何を言っているのか自分でもよくわからなかったが、落ち着こうと深呼吸をしてから、言い直した。
「彼女は下校途中で寄り道をするような子じゃありません。帰り道は途中まで一緒なんですけど、私が寄り道……」