双子の貞子ちゃん
いつものように伊織のことを話さない樹と、樹にグイグイ迫る律の言い合いが部屋に響いていると、
「静かにしろ。」
いきなり言われ、は?と思った樹だが、すぐに気づいた。
「結構いるぞ…。」
「えっ、何が?」
律を無視したまま、総長に目をやれば、バッチリ目が合う。
「お前、できるのか。」
「できないできない。だから、せいぜい頑張ってよね。」
嫌味ったらしく言えば、フッと笑い、部屋を出ていく。
「お前ら、準備しろ。」