もっと俺を欲しがって?
――――え?
さっきまで頭をグルグル回っていたはずの数列は、いつの間にか綺麗さっぱり消えていた。
戸澤が…好き?私のことを?ていうか今、キス……
「ちょおおおおおおおお!?!?」
「うわっうるせー!!!
戸澤が嫌そうに顔を歪ませ耳を塞いだ。
「ちょっだっ〇△※×#$%!?」
「日本語を話せ」
「なっだっ、じょ、冗談…だよね?」
だって。
戸澤とはいつも言い合いばっかで。そんな雰囲気なんて、全然…
「…お前にこういう反応されるのは分かってた」
口をパクパクさせる私を見て、戸澤がため息まじりに言う。
「でも考えて。こいつのことだけじゃなく…俺のことも」
そして戸澤は私から神子戸様に視線をうつして。
神子戸様は意味が分からないようで、キョトン、とゆるく首をかしげた。