もっと俺を欲しがって?
「………は、」
隣の戸澤はというと直立不動のまま絶句している。
「みっ神子戸様っ何を…!」
「んー?だって事実じゃん?」
「そっ…」
れは、そうだけども!
でも神子戸様あれから速攻で寝ちゃってたし、覚えてない説もあるかなと思ったけど、覚えてたんだ…!
あの時のことを思い出して頬を熱くしていると、チッと戸澤が機嫌悪そうに舌打ちしたのが聞こえた。
そして。
グイッ…
一瞬唇を掠めるように触れた、柔らかいもの。
「…え?」
「小柴。俺、」
至近距離から戸澤が、射抜くような真剣な眼差しで、私を見ている。
「お前のことが好きだよ。ずっと前から」