もっと俺を欲しがって?
廊下の前方から神子戸様が歩いてくるのが見えて、私は慌てて階段下に身を隠した。
「純粋なファンなら身を隠しはしないと思うけどねー」
「いや今はね?まだ刺激が強いっていうか…今だけだから!」
「…別に、そんな無理に気持ちに蓋しようとしなくていいじゃん」
呆れ顔の小町。
だけど今は許してほしい。
今、忘れられればきっと楽になるもん。
「見てて小町。
私近いうちに、華麗に吹っ切ってみせるから!!」