もっと俺を欲しがって?





それから私は神子戸様に徹底的に会わないようにした。




関わるようになる以前よりも神子戸様を頻繁に見つけてしまうけど、きっとこれも今だけだよ…ね?





「最近有愛、購買行かなくなったねー」




昼休み、モグモグとパンを頬張りながらそう言う小町。





「うんまぁ…だってもしかしたら神子戸様が昼寝していらっしゃるかもしれないし」




購買行くにはどうしても中庭突っ切らなきゃいけないんだもん!




「はじめて話した時はあんなに浮かれてたのにー」



「はぁ…あの頃の私はまだ子供だったのよ、ね…」



「あれ?神子戸澪!」



「ちょっと、そんな冗談引っかかるわけないでしょー」





小町のジョーダンを無視してお母さん特製のハンバーグに箸を伸ばそうとしたけど





「わ、おいしそー」



「っ!?!?」






耳元で突然神子戸様の声がして。






「みみみみみみ神子戸様!?」



「やっほー」





なにこれ幻聴!?幻覚!?






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