もっと俺を欲しがって?
「小柴ゆあこそ」
神子戸様の手が伸びて、私の頬を親指でなぞる。
「どーした?
俺のこと…きらいなんじゃないの?」
「そ、れは…」
じんじん、ほっぺが熱い。
ほんとに、なんでこんなに思わせぶりなことするの…
ほんとに罪な男だ。神子戸澪。
「き、昨日も言いました…きらいじゃないって」
「じゃぁすき?」
「えっ」
こ、これはもしや…また顔に書いてあるパターン!?
思わず自分の顔に伸びた手を
パシッ…
「ねえ。小柴ゆあは…だれがすき?」
神子戸様がつかんで止める。
「だれって…」
ちょっと待って!
私のイメージしてた告白パターンとなんか違う!
というか顔が…神々しすぎるフェイスが近すぎるよ…!
「あ、の…」
「…やっぱり。
あの、前に一緒に勉強してた……戸口くんがすきなの?」
「と、とぐち…?」
もしかして、戸澤のこと…?