【短編】貴方だけを愛しています
「何でこんなに疲れた日に来るのよ……」
ーードンドン…ッ
「こんばんは!うちのシェフ特製のビーフシチューをお持ちしました!」
頭を抱えたお母さんをお父さんが慰めてると、ライトアップされてる庭へと勝手に回った咲来が、リビングの窓を叩いて、手にした鍋をアピール。
「悪いが将也は今居らん。帰ってくれないか」
「では達也さんに!」
「帰ってくれと頼んでるんだっ!!」
「――っ、」
将也お兄様の事もあり、いつもの穏やかさなどなく怒鳴ったお父さん。
お母さんがシッシとジェスチャーをすると、お手伝いさんと、物陰に居たお父さんの執事がそそくさと動き出し、咲来を捕まえた。
「身分の低いヤツらが私に触らないでっ!お義父様も達也さんもどうしてですか!?;;」
それでも抵抗し、必死に叫んでる咲来。
転がる鍋。
芝生にぶちまけられたシチュー。
「僕は君のお義父さんではない!身分も私より下だ!それなのに誰に言ってるんだ!」
「「…………」」
たっちゃんへと振り返ると、抱かれる肩。
お父さんはカーテンを閉める為、ボタンを押してこちらへと戻って来る。
「誰か電話!」
そしてスマホを取らせ、纐纈の父へと連絡を入れた。
ーードンドン…ッ
「こんばんは!うちのシェフ特製のビーフシチューをお持ちしました!」
頭を抱えたお母さんをお父さんが慰めてると、ライトアップされてる庭へと勝手に回った咲来が、リビングの窓を叩いて、手にした鍋をアピール。
「悪いが将也は今居らん。帰ってくれないか」
「では達也さんに!」
「帰ってくれと頼んでるんだっ!!」
「――っ、」
将也お兄様の事もあり、いつもの穏やかさなどなく怒鳴ったお父さん。
お母さんがシッシとジェスチャーをすると、お手伝いさんと、物陰に居たお父さんの執事がそそくさと動き出し、咲来を捕まえた。
「身分の低いヤツらが私に触らないでっ!お義父様も達也さんもどうしてですか!?;;」
それでも抵抗し、必死に叫んでる咲来。
転がる鍋。
芝生にぶちまけられたシチュー。
「僕は君のお義父さんではない!身分も私より下だ!それなのに誰に言ってるんだ!」
「「…………」」
たっちゃんへと振り返ると、抱かれる肩。
お父さんはカーテンを閉める為、ボタンを押してこちらへと戻って来る。
「誰か電話!」
そしてスマホを取らせ、纐纈の父へと連絡を入れた。