【短編】貴方だけを愛しています
「少しでも看護師の仕事に携わって居たいからね、託児所1本にするのは嫌だけど、思ったより子供好きかも」



「だから兄貴の事も、捨てきれないんだな」



「あー、そういう事なんだね」



「俺は大人だ!お前らのお兄様だっ!」



「「…………」」



「無視止めろ!」



「「…………」」



「達也クーン;;唯来チャーン;;」



「兄貴」



「おっ!何だ??」



「…………;;」



「後ろの車、病院から付かず離れずでずっと後ろに居るけど、停めるか?」



「どれだ?あの白いやつか?」



「もう少ししたら、他に車はなくなる。逃げられる前に顔見たくないか?」



「…………?」



「そこ停めるか」



続くからかいに拗ねたお兄様。

無視してると、たっちゃんの一言に空気は変わる。

助手席で身体を動かし、ミラーで付いて来るという車を確認したお兄様は、前方に見えた歩道の車両の乗り入れ部分を指した。

たっちゃんが車を寄せて停めると、追い越して行く車。



「「…………!?」」



急に停めれる筈もなく、追い越して行く白い車の上部だけを見てると、2人は何かに反応。



「来未と、的渕の母親だったよな……?」



「唯来の居場所、手分けして探ってんじゃないのか、これ」



纐纈は、的渕家にひれ伏したって事だよね。
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