No rain,No rainbow
「…律さん…、これ、は…」

「選びましょ。一緒に」

「や、なんかあんな話したから、気をつかわせましたよね」

「違います。オレが欲しいんです。あなたと同じものが」

目の前のショーケースには、色んなデザインのペアリングが並んでいる。

そのどれもが、照明を浴びてキラキラと光っている。

「実はオレも初めてなんです。ペアリング」

初めてがあなたと一緒だなんて、嬉しいですねぇ。

ふわりと笑う律さん。

その笑顔が、私によって作られている、シアワセ。



< 145 / 551 >

この作品をシェア

pagetop