No rain,No rainbow
ふたりで選んだ、初めてのペアリングは、幅の広い特徴的なカッティングが一本入っているシルバーのもので。

律さんの指にも、私の指にもしっくり収まっている。

「もしかしたらあなたは、細いものの方がいいかもしれないけど」

男除け、です。

含んだように笑う、律さん。

「いえ。私もすっごく気に入りました!律さんにも誰も寄ってこないように」

ふふ。

ふたりで笑いながら、手をつないで歩く帰り道。

夕陽にキラキラ光るのは、初めてのペアリング。

嬉しい。シアワセ。優しい。楽しい。愛おしい。

すべての思いが詰まった、ペアリング。




< 146 / 551 >

この作品をシェア

pagetop