No rain,No rainbow
「…律…さん」

まっすぐに律さんを見つめた。

私を見下ろす律さんの目も。

私を囲う、律さんの両腕も。

何1つとして、こわいものはなくて。

「…律さんを…ください…」

再度、囁やけば。

「…詩さん…もう、ちょっと…本当に止まらなくなります…けど…そして、この場合、そのセリフはオレの、ものかと…」

めずらしく、しどろもどろになっている律さんが、可笑しくて、思わず伸び上がって私からキスをした。




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